こんにちは、Joe & Ruuです!
海外で昔から親しまれている食材「ひよこ豆 」で、おいしくて濃厚なお豆腐が手作りできるのをご存知ですか?
わたしたちはカナダに来て、ひよこ豆から作られるフムスの美味しさにハマり、自家製フムスを時々作ったりします。そのことをひよこ豆を愛食しているインド人の同僚に伝えたところ、
「ひよこ豆から作る豆腐は、超簡単で絶品だよ〜!」
と教えてもらったので、ひよこ豆の豆腐作りに挑戦してみることに。
カナダのスーパーで豆腐は手に入るけど… すごく美味しい豆腐に出会ったことないなぁ〜
濃厚なお豆腐食べてみたいな〜😋
でも豆腐作りって…
「手間がかかりそう。」
「にがりは必要なの?」
「片栗粉を使用するの? 凝固剤は?」
と疑問がいろいろ出てきますよね。
しかし、ひよこ豆のお豆腐作り方はとっても簡単!材料たったの2つで出来てしまうんです!そして、クリーミーで濃厚✨& 美味しい〜!!!
今回は、海外に暮らしている方はもちろん、ひよこ豆の豆腐が気になっている、豆腐を手作りしてみたい、いつもと違った豆腐を食べてみたい、、それ以外の方へも、簡単でおいしい豆腐の作り方を紹介します。
「ひよこ豆の豆の食感は、ちょっと苦手。」という方でも、これならペロッと食べれてしまうくらい美味しいので、是非おすすめです。
「 ひよこ豆 」ってどんな豆?
海外では昔から親しまれている食材「ひよこ豆」、主に中東やインドなどで食べられ、ぷっくり・ころんとした形が特徴的な豆です。見た目がひよこの頭のような形をしていることから、”ひよこ豆”と呼ばれています。英語では、「Chickpea(チックピー)」、スペイン語では、「Garbanzo(ガルバンゾ)」といいます。
栗のようなホクホクとした食感が特徴的で、別名「栗豆」と呼ばれることも。大豆よりも青臭さがないので食べやすく、煮込み料理やスープ・カレー・サラダなどに使われます。
日本の気候は、ひよこ豆の栽培に適さないので国内生産されてません。日本で購入できるひよこ豆は、メキシコ・アメリカ・カナダ等から輸入されている外国産のものです。
ひよこ豆の豆腐:必要な食材・道具
ひよこ豆のお豆腐を作る際に準備するものは、こちらです。
【 材料 】
・乾燥ひよこ豆 200g ・水 400cc ※ ひよこ豆は必ず、”乾燥ひよこ豆 ”を使用します。水煮缶を使うと、固まりにくく形が崩れやすいです。 ※ 水の量よって、豆腐の硬さを調節することができます。 今回作ったのは、ひよこ豆の量に対して2倍の水の量(1:2)にしています。 豆腐の硬さを柔らかくしたい場合は(1:3)にするなど、お気に入りの配分を見つけるには、水分量を増減してください。
”材料がたったの2つ” で出来てしまうので、材料費もほとんど掛かかりません。
にがりも、片栗粉のような凝固剤はいりません!ひよこ豆には、自分で固まる成分が含まれています。(詳細はこちら)
【 必要な道具 】
・ミキサーやハンドブレンダー、又はフードプロセッサー ・さらし、又はチーズクロス ・ヘラ ・鍋 ・豆腐を入れる容器
※「さらし」や「チーズクロス」がない場合、三角コーナーの水切りネットでも代用可能です。ネットが薄い場合や、あみ目が荒い場合は二重にすると良いかもしれません!
私たちが使ったのは、家に眠っていた「 茶漉し布 」で代用しました!編み目がしっかりしているので使いやすいです。
ひよこ豆の豆腐:作り方手順
乾燥ひよこ豆は、そのまま使えないので水につけて下準備をする必要があります。
乾燥ひよこ豆の下準備
乾燥ひよこ豆を洗い、一晩たっぷりの水につけて戻します。12時間くらい水に浸けておけば、2倍ぐらいに膨らみ、手で潰せるような硬さになります。
一晩水に浸けたひよこ豆がこちら。
水分を含んでふっくらしました。こんな感じになれば、ひよこ豆の下準備完了です!
豆腐の作り方手順
ひよこ豆を一晩つけておいた水は捨て、定量の水をミキサーにいれてかけます。今回の分量は、「ひよこ豆1(200g): 水2(400cc)」。
ひよこ豆がドロドロになって形が見えなくなるくらい、しっかりとミキサーにかけます。
さらし(チーズクロス/茶漉し布)を使って、ミキサーにかけたひよこ豆を漉します。さらに、さらしをしっかりと絞って豆乳を搾り出します。
※この後、豆乳を鍋で火にかけるので、この時に鍋にさらしを置いて、鍋の中で豆乳を絞ると洗い物が少なくて済みますよ。
おからは、豆腐作りには使わないので別にしておきます。(おからの保存方法は、こちら。)
豆腐作りには、豆乳のみを使います。
鍋の底にデンプンが沈んでいるので、火にかける前に一度しっかりかき混ぜます。最初は、中火で加熱し、デンプンが固まらないようによくかき混ぜながら火を入れていきます。
※ムラなく作るコツは、しっかりと混ぜてデンプンが下に固まらないようにすることです。火が強すぎたり、混ぜるのを怠るとコリコリしたデンプンの固まりが出来てしまいます。
豆乳がトロッとしてきたら、弱火にしてダマにならないよう&焦げないように、ひたすらかき混ぜます。さらにモッタリとしてくるまで、充分に練ります。(目安は、カスタードクリーム状のようになるまで)
豆乳がカスタードクリーム状になったら、火からおろしてお好きな容器にいれて固まるのを待ちます。粗熱を冷ましている間にも、段々と固まりはじまるのが分かります。
ひよこ豆の豆腐、完成です!
出来立てホヤホヤを食べたい場合は、固まったらすぐに食べることができます。(作った量にもよりますが、常温で2時間もあればしっかり固まってきます。)冷奴として食べる場合は、粗熱が取れてから冷蔵庫で冷やし固めてから食べると、濃厚な冷奴♪が味あわえますよ。
なぜ、”にがり” なしで固まるの?
ひよこ豆には、デンプン質が豊富に含まれてるため、”にがり” を入れなくても、自ら凝固してくれます。
豆腐作りをするまでは、本当に固まるの?と半信半疑でしたが、絞った豆乳の底に片栗粉を溶いたような白いデンプンを見た時、これが凝固剤の代わりになるんだと実感しました。沈澱する量が多いので、すぐ分かります。
”おから” の保存方法は?
カナダでは、簡単に ”おから” が手に入らないから冷凍保存しておきたい!
ひよこ豆の豆腐を作ると「おから」がたくさん取れます。おからも無駄にせず料理に使いたいので、冷凍保存する方法を紹介します。
冷凍保存で1ヶ月保存が可能。乾燥おからの状態で保存するのがおすすめです。
乾燥おからの作り方
弱火で焦がさないように、炒ります。この時、おからが水分でダマになったりするので、潰しながら行います。最初に電子レンジで、水分を飛ばすこともできますが、焦げるのが心配だったのでフライパンのみで行いました。
※乾燥おからを作った後ミルサーなどでパウダー状にしてから保存も可能ですが、おからを使用する際に粉砕した方がひよこ豆の風味がより味わえるので、今回はこのまま冷凍保存します。
おからの保存方法は以上です。簡単ですね!
ひよこ豆の豆腐:おすすめの食べ方
やはり、王道の ”冷奴” です!
醤油だけでも良いですが、鰹節・ネギ・生姜をトッピングするとさらに美味しいです♪シンプルな冷奴ですが、豆の味がしっかり詰まった濃厚なお豆腐が味わえますよ。
実は、ひよこ豆の食感が苦手だったんだけど… お豆腐なら、滑らかでペロッと食べれちゃった!笑
ひよこ豆そのものの濃厚な風味と甘さで、クリーミーな食感。大豆でできた豆腐より味が濃いです。
胡麻豆腐に近い味とも言われてます。
※たくさん食べれちゃうほど美味しいのですが、食べ過ぎには注意しましょう!
デザート感覚で食べる人もいるみたいだよ!
試しに、カナダ🇨🇦ならではの ”メープルシロップ ” をかけてみました。これも、意外と美味しくてびっくりしました♪デザート風にして食べるのもありです。
黒蜜やきな粉をかけてみるのも良いかもね〜
冷蔵庫に入れておけば2、3日大丈夫ですが、翌日には水分が豆腐から出てくるので、出来るだけ早めに食べた方がいいです。手作りした翌日でも美味しくいただけますが、時間が経つにつれて味や食感が少しずつ変わってきます。
私たちは、冷奴にして手作りしたその日に食べるのが一番好きです♪
まとめ
今回は、ひよこ豆で作れる簡単で濃厚な豆腐の作り方を紹介しました。いかがでしたか?
にがりも要らず、こんなに簡単に、しかも材料費はほとんど掛からずに、豆腐が作れるなんて驚きですよね!そして、貴重な「おから」も手に入るのが嬉しい!
美味しい手作り豆腐って手間がかかりそうと躊躇していた方、また、大豆アレルギーがある方にもおすすめです。さらに、海外在住の方は簡単に「乾燥ひよこ豆」が手に入るので、すぐにでも挑戦できると思います。
美味しい豆腐が食べたくなったら、ぜひお試しください♪