カナダで歯科矯正③:インビザライン矯正治療 開始【実体験・感想】

医療


こんにちは!

いよいよ、待ちに待ったインビザライン矯正を開始したRuuです。

前回の記事は、こちら♪



前回の記事で、カナダで歯科矯正②:インビザライン矯正治療よりも前に必要だったこと という記事を書きましたが、今回はいよいよインビザライン矯正の開始・プロセス、またインビザライン装着について注意すること・感想など具体的に私が経験した詳細についてお話しします。


Joe
Joe

インビザライン矯正いよいよ始まったね!実際にイメージと違ったことってある?困ったことは??

Ruu
Ruu

うん、やっとデビューしたよ!でも実は、アライナー装着当初は色々大変なことがあったよ〜笑


というわけで、実際にRuuの体験談を元に説明します。

※この記事には、実際の歯の写真が含まれます。苦手な方は飛ばしてください‼︎



毎回ブログの最後に、内容に関連した英語📝をちょこっと紹介しています。よかったらチェックしてみてください〜♪ [ 英語を☑️チェック ]




インビザライン矯正でのアタッチメントの装着

いよいよインビザライン矯正治療の初日、普段と変わらず歯医者へ行ったらスタッフの方たちが、”今日からインビザライン始まるね〜!!” と、私よりも興奮していました。(これは、インビザライン初日の歓迎のご挨拶?笑) 私も嬉しい反面、内心ドキドキでした♪


治療室に入ってすぐに始まった処置は、アライナー(マウスピース)をつけるにあたって歯の表面にアタッチメントという突起状の装着からのスタートでした。アタッチメントとは、歯とアライナーの密着性を高めるために必要な補助矯正器具だそうで、インビザライン矯正において歯に力をかけるのに欠かせない役割をするとのこと。アタッチメントの装着のタイミングは、私のように最初から行う場合と、矯正の途中から行う場合など人それぞれだそうです。


まず歯の表面の汚れを綺麗にし、何か薬剤などを使ったりしてから、アタッチメントを付けてました。私の歯は、特に上の前歯が凹凸なので前歯を大きく動かす必要があるらしく、アタッチメントは上の前歯全部に付けられました。(※写真はこちら)この時点ではまだ痛みはなく、ただ歯の上に何か付いてる?少しだけ凹凸感の程度の違和感。


他にされた処置は、上の前歯の歯と歯の間にスペースを作るためにほんの少〜しだけ歯を削ってました。削ると言っても肉眼では全く分からない程の量でごくわずかです。イメージは歯と歯の間をヤスリがけするようなものです。この処置は、歯を動かしやすくするためのスペース作りで、これによって歯が動きやすくなるそうです。これも全く痛く無かったです。また、隙間ができたことによって、以前よりもデンタルフロスもしやすくなりました!

アライナー(マウスピース)の初装着

そして、いよいよ、アライナーの初装着!
装着した直後の感覚 → 何かに覆われてるような違和感。痛いと言うよりググッと窮屈な圧迫感が強かった気がします。マウスピースが被さっている違和感は、慣れていないというのもあって歯もしくは、歯茎が呼吸できないような息苦しい感覚でもありました。


早速アシスタントの人がアライナーの付け外しの仕方のコツを教えてくれたのですが、アタッチメントとアライナーがピタッとはまっているので、なかなか外せず苦戦。アライナーにどれくらいの力を掛けて取り外していいのか分からずアタフタ。。。


更に、私の場合アライナーの上から上下の歯にゴム掛けも必要でした。これにより、また口の中の異物感が倍増。アライナーは透明なので、目立ちにくいとは思いますが、ゴムは白いので口を大きめに開けると見えます👀 苦笑 そして、異物感とゴムの収縮感で口が開けづらい。アライナー初装着の感想はこんな感じでした!


実際の歯の写真 (アタッチメント装着・アライナー&ゴム掛け)※苦手な方は飛ばしてください。

下記が実際の写真です。※苦手な方は飛ばしてください。


歯の上についている突起物が、アタッチメントです。
拡大写真でみると突起している部分が分かりますが、アタッチメントは自分の歯と似たような色で付けてくれているそうです。実際、Joeに見せてもよーく見つめないと全く気がつかないと言われました。

歯の上にアタッチメント装着

こちらの写真は、アライナーを装着+ゴム掛け(白い部分)の状態です。

アライナー&ゴム掛け


口の中の異物感とゴムの引っ張り感がとても気になって、口が開けづらかったのを覚えています。笑


アシスタント曰く、口の中の異物感は、2週間もすれば慣れてくるとのこと。ただ、アライナー装着初日にこんなに取り外しに手こずった💦となると 本当に慣れてくるのか?と少々今後が不安なくらいでしたけど、信じられないくらい慣れてくるんです。

インビザラインつけ始めあれこれ

マウスピースの取り外しに苦戦

マウスピース装着初日、取り外しに慣れるまで難しいかもとは予測してましたが、なかなかうまく外せなず悪戦苦闘の末まさかの30分後にやっと外せました😅 苦笑
マウスピースを取り外す方法は、左右内側の一番奥歯部分に爪を引っ掛けて外してから全体のマウスピースを両手で外します。同時にその方法は、マウスピースの変形を防げますよ。


奥歯の部分は外し易いのですが、上の凸凹の前歯部分がなかなか取れなかったです。
また、中途半端にマウスピースが取れかかってる状態が前歯に圧迫痛を与え、何度も付けたり外したり。。。どれくらいの力を加えて外して大丈夫なのか?が最初の難関でした。
後から聞いた話ですが、インビザライン矯正の初めのころのアライナーは固く出来ているようで、少し扱いずらいそうです。


アライナー(マウスピース)の交換時期

交換の時期は、人それぞれの治療にあった計画があるので、ドクターの指示に従います。人によっては、5日、10日や2週間といった個々の交換時期があるそうです。


私のアライナー交換時期は、ドクターのおすすめの早く歯を動かす方法に従って行えば5日間で次のアライナーに交換できるとのこと。また、それが出来ない場合は1週間ごとに交換するようにと指示されました。


基本インビザラインのオフィシャルサイトでも必ずと言っていいほど定義されているのが、”食事をするときはアライナーを外すこと”なんですが、私のドクターは ”もし出来るなら、食べる時もマウスピースを外さずに食べて、歯を磨くときにだけアライナーを外す方法なら5日間で交換していいよ!” と断言してきました…?!😳


あれ? ”マウスピース外さないといけないって下調べ済みだったんだけど…” って思わず聞き返しちゃいました 笑


ドクター曰く、その公式のルールはもちろん知ってるとのこと 笑。ただ以前にそれを患者さんに勧めてやってもらったら、矯正が治療が超早かったということもあり”もし、出来るならば。” だそうでした 😅


とりあえず、ルール違反?のような気もするけど、ドクターが言うならやってみよう!って挑戦。


しかし… 自分の歯じゃない硬いもので食べ物を噛んでいる食感がご飯を全く美味しく感じられ無かったので、私はドクターのおすすめ方法はお断りしました😅 笑 なので私の交換期間は1週間になりました。


それとは別のオプションでインビザラインの治療を早く終わらせたい場合は、追加料金で加速装置を併用すれば治療期間が短くすることが可能と教えてもらいました。
とりわけ急ぐ理由がなかったのでこの方法はしませんでしたが、おそらくどの歯科でもあると思うので、もし矯正治療の早い方法を探している人は聞いてみるのもいいと思います。


痛み・鎮痛剤の服用

インビザライン矯正はワイヤー矯正に比べて、痛みが少ないと有名ですが、やはり痛みは個人差があるそうです。特にマウスピースのつけ初め頃は、今まで締め付け感がなかった歯を動かそうとして力を掛け始めたわけなので、当然痛みは多少なりとも出てきます。


もしも痛くなったら躊躇せずに鎮痛剤を飲むようにと、ドクターから言われました。私は痛みというより想像以上に圧迫感が強かったので、初日の夜は不安だったので鎮痛剤を服用しました。
また日々の痛みについては、痛みがないわけではないけれど私は我慢できる痛さだったので、初日以外で鎮痛剤を飲むことはありませんでした。


インビザライン治療にとっての痛みの代表的なのが、新しいアライナーに交換した直後の痛みです。
我慢できないくらいまでの痛みでは無いのですが、歯を次の形へ急に動かすことになるので、慣れるまでに2日、3日かかります。


そこで気をつけたいのが、新しいアライナーに交換した直後(3日目くらいまで)は歯が元に戻ろうとする力がいつも以上に早いので、外している時間が空きすぎるとアライナーを戻した瞬間に痛みを感じやすいです。食事後はなるべく早めにアライナーを装着した方がいいと思います。


そのほか、矯正中は歯が不安定な状態になり少しぐらついてきます。せんべいのような硬い食べ物を食べると歯が強い痛みを感じやすいので、極端に硬い食べ物は避けたいいほうが良いです。


ゴム掛け

ゴム掛けを行うタイミングもまた人それぞれのようですが、私は最初からゴム掛けも必要でした。
ゴム掛けの役割としては、歯の移動を助ける・噛み合わせを整えるが主な役割でアライナーだけよりも歯や顎を動かす力がさらに加わり、早く歯並びや噛み合わせが整っていくそうです。基本的にゴム掛けが始まったら、アライナーとセットで同時間の装着が必要です。


アライナーの上にゴムを掛ける突起があるので、そこに引っ掛けるようになっています。最初は、慣れないので、ゴムがどこかに飛んでいってしまったり、😳 口の中をゴムパッチンしたりと痛い思いをしましたが、😂 慣れてくればすぐに装着可能になります!
ゴムはとても小さいので、外出先でアライナーの取り外しの際に無くしてしまうこともあるので、予備で持ち歩くことをお勧めします


口内炎ができやすい?

インビザライン矯正では、口内炎ができにくい治療と噂を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、結論から言うと、私の場合口内炎多発しました😥 もしかしたら、出来やすい体質なのかもしれません。
歯医者のアシスタントには、口の異物感により口腔粘膜の損傷に繋がりやすいので、当然口内炎はできるから食事や口内ケアには気をつけてね!と初日に言われました。


矯正を始めて2週間後くらいには口内炎発生してました。アライナーのつけ始めの口内炎の原因は、口の中の異物感からによるものでしたが、だんだん歯が動いて噛み合わせが変わってくると、慣れない噛み合わせ・もしくは前にしていた噛み癖によって口の中(唇や舌)を噛んでしまうことがあって、口内炎を何度も繰り返してました。(私の八重歯はかなり鋭いので凶器になるんです💦)


インビザライン中は間食が今まで通りにできないので、つい食事の時間になると食べたい衝動にかわれて、自分が矯正中だったということを忘れがちになるんです。😅 食事をするときは、ぜひ慌てず楽しんでください! 笑


因みに、口内炎が出来てしまったらアライナー装着中に軟膏を塗っても大丈夫です!


アライナー(マウスピース)をフィットさせる

アライナーを装着した後は、チューイ(ストロー)というものを噛んでアライナーと歯を密着させます。インビザラインはアライナーを交換して歯を動かしていくので、少しでも浮いたり隙間があったりすると、歯が計画通りに動かないこともあるそうです。
インビザラインのつけ初め頃は、きちんとハメれていない場合もあるので注意したほうがいいです。


私の歯は特に八重歯の部分が浮いてしまう傾向だったので、そこは念入りに最初は鏡を見ながら噛みました。新しいアライナーへ交換直後にチューイを噛む時の痛みは、やはり交換直後なので慣れてきたアライナーの時より痛みは感じます💦

もしチューイーが無い場合、フォークやスプーンの裏を使って代替え可能とのこと。ただ噛むだけのことですが、これが今後の治療に左右されるので効率良く治療を終えるためにもきちんとやったほうがいいです。

また、ごく稀にですがたまにアライナーの不良品もあるそうなので、ちゃんとやってるのにフィットしないと思ったら直ぐに歯医者に相談した方がいいです。


実際のチューイと呼ばれるものは、左の写真のようですが実際に私が歯医者から支給されたのは、右の少し長めのストローと呼ばれるものでした。


間食(おやつ)の時間がつくれない、つくらない

インビザラインの注意事項のひとつに、1日のうちでアライナーを何度も外さない。という項目があります。
理由は、何度も付け外していると、アライナーの変形や歯に力を掛ける時間が短くなること、また1日最低20時間から22時間の決められた装着時間が守れなくなることが考えられます。


おやつの時間を設けてはいけないということでは無いです。😉
レストランなどで外食した場合はお店の洗面所で歯を磨くことは出来ますが、洗面所がない場所での電車やバス待ち中の一口サイズのお菓子、食べ歩きや、運転中の甘い飲み物など、砂糖が含まれているものを食べれば当然歯を磨く必要があるので、今まで何気なく過ごしていたおやつの時間が作りづらくなるということです。また、場所によって食後すぐに歯磨きができない状況を考えると間食の時間を作らなくなってきます


インビザライン矯正を始めて、一番少しストレスを感じたのが間食が出来ないことかもしれません💦
逆にダイエットしたい方には、間食が減るのでいいのでは?と言われているようですが、私の場合おやつの時間を無くした反動で、一回で食べる量が増えたので(ご飯+おやつ)ダイエットに良いかどうかは疑問を感じますね。😆 笑


インビザラインで気をつけること(注意点)


インビザラインの注意点は下記です。参考にしてみてください。

  • マウスピースの装着時間を守る(1日22時間
  • 食後は必ず歯磨き・デンタルフロスをする
  • 取り外したアライナーは毎回水ですすぐ(できる場合は歯ブラシを使って優しくこする※歯磨き粉は使ってはダメ
  • アライナー装着後は、チューイを必ず噛む
  • アライナー装着中は、唾液が口内に出づらいので水をたくさん飲んで口腔内の衛生を保つ
  • アライナー装着中、甘い飲み物は虫歯や歯周病の原因になるので❌、熱い飲み物は熱でマウスピースの変形の可能性があるので避ける
  • アライナー装着中、砂糖抜きのコーヒー・紅茶は飲んでもいいがアライナーの黄ばみの原因になるので飲んだらうがいをする
  • アライナーの取り外しを1日に何度もしない(なるべく間食は避ける)
  • マウスピースを装着するときは前歯から、外すときは奥歯から行う
  • 歯が動き出して噛み合わせが変わってくると、以前噛んでいた噛み方では噛みづらくなり口内炎の原因になるので、食事はゆっくり食べる
  • 定期的な診察の予約は必ず守る(インビザライン治療がうまく進んでいるかの確認)



Ruu
Ruu

いかがでしたか? 以上が私の体験談・感想です。初めの頃は、慣れないのもあって大変と感じるかもしれませんが、いつのまにか日常になってますよ!🤭 インビザライン矯正を考えている方の参考になれば幸いです♪



最後に

インビザライン治療は、歯医者への通院回数が少なくて済む・装着を自分で外すことができ衛生的・ワイヤー矯正と比べると目立ちにくいなどといった良いことづくしなのですが、アライナーの装着時間・交換時期などほとんどが自己管理でインビザライン治療に挑む必要があります。

決して難しいルールではないのですが、慣れないうちは不便も感じるとは思いますが、矯正が計画通りに完了できるように、一緒にがんばりましょう〜!




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今日の英語📝】

口内炎は英語で、
canker soreと言います。
例文:
I have a canker sore in my mouth, and it’s painful.
「口に口内炎ができて痛い。」

〜薬局にて〜

I’m looking for canker sore medicine.
「口内炎の薬を探しています。」
Do you have any ointments that help canker sore?
「口内炎に効く塗り薬はありますか?」

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