こんにちは!カナダで痔と診断されたRuuです…🥺
痔の疾患はとても身近なもので、治療は早期の受診がカギとなるのをご存知でしたか?
タイトル記述の通り、お恥ずかしい話ではあるのですが、今回カナダで「痔」になった経験をしたのでそれについてお話しします。
突然お尻から、ぷよぷよとしたデキモノが出現、正直焦りました… 苦笑
そして、ここは海外カナダ、どんな治療が行われるのか情報があまり見つけれられなかったので、私と同じように痔に遭遇した方のお役に立てれればと思い、私の体験談を書きます。
お尻のデキモノは?痔の治療って…
病院に行くのが恥ずかしい…
痔 = 手術が必要?入院?
本当に私の症状は「痔」なのかな?
と不安が色々出てきますよね。場所が場所なだけに、病院へ行くべきか?市販の薬を手に入れるべきか?こんな症状は初めてなので、どうするべきか悩みました。
というわけで、私と同じような状況の方、お尻のトラブルに悩んでいる方に向けて、私の経緯を紹介します。私の経験がどなたかの参考になれれば幸いです♪
突然の腫れデキモノ出現:痔を認知した時・状況
私「痔」になったのかも?と思ったのは、久しぶりに下痢が2日間続いた後、お尻に違和感を感じたことからです。
とは言っても、下痢をした後だから肛門がむずむずとおかしいのかな?と思って気にしてなかったのですが、夜にシャワーを浴びた時、ふとお尻周辺に手をやったところ…
あれ!?お尻から、ぷよぷよしたものが出てる?…何?😨
お尻から何か出てる〜?!しばらく放心状態だったんですが鏡で確認すると、確かにパチンコ玉のような丸いものがぷぅ〜っと出てました。
「ぷよぷよとしたデキモノが出現、 これって何だろう?」
私の家系は母親以外、痔持ちなので ”私も遂にその時がきたか…” と思ったのですが、私のデキモノに関しては痛み&出血が全くないのです。痔といえば、出血や痛みがあるものだと思っていたので、不思議な感覚&もし痔でなかった場合、これは何?と少々恐怖心が芽生え「痔主」の先輩Joeに確認してもらうことに。。。
自分の痔は、超痛いし時々出血もするよ🆘
え、じゃぁコレは何なの?😨
うーん…痔じゃなかったら何?インターネットで調べると、痔と言っても種類が色々あるらしいですね。色々調べていくうちに、怖くなってきたので悩むより病院へ行くことを決めました。(気持ちは恥ずかしいのと怖いのと両方)
カナダの診察には時間がかかる
カナダの医療システムは、日本と違って直ぐに専門医を受診することが出来ず、ファミリードクター制度が主流です。そして、診察してもらうのに少し時間がかかるのもカナダの特徴です。また、必ずと言っていいほど、病院ではファミリドクターがいるか?いないか?を確認されます。
※カナダでは、かかりつけ医(家庭医)をファミリードクターと呼びます。(歯科医は別です)
ファミリドクターとウォークインクリニックの違い
ファミリードクターがいる場合(予約ができる) | ファミリードクターがいない場合(予約ができない) |
↓ ファミリードクターがいる病院に連絡&予約(場合によっては、予約に数週間〜1ヶ月かかる時もある) ↓ 診察。処方箋を出してもらう。 ↓ 薬局へ薬をもらいに行く。 ↓ 症状が良くなれば終わり。 ーーーーーーーーーー 薬で症状が良くならない場合は、再びクリニックへ ↓ 専門医が必要な場合、紹介状を書いてもらう ↓ 紹介状を持って専門医へ、精密検査、または緊急治療(手術など) | ↓ ウォークインクリニックに行く(※待たされる時間はクリニックの混み具合による、または次の日に来てとも言われることがあるが、時間によっては別の日になることもある) ↓ 診察。処方箋をもらう。 ↓ 薬局に薬をもらいに行く。 ↓ 症状が良くなれば終わり。 ーーーーーーーーーー 薬で症状が良くならない場合は、再びクリニックへ ↓ 診察。専門医が必要な場合、紹介状を書いてもらう ↓ 紹介状を持って専門医へ、または緊急治療(手術など) |
というわけで、今回ファミリードクターに連絡して予約をして…としたいところでしたが、超ズボラな私たちは未だファミリドクターを見つけていないので、ウォークインクリニックへ行きました。(カナダに10年以上住んでいるのに未だファミリドクターを見つけていないのは、私たちくらいだと思います💦 なので今のところ何かあれば常にウォークインクリニックへ行ってます)
そろそろファミリドクター見つけた方がいいよね…
ウォークインクリニックの特徴
ウォークインクリニックの特徴は、クリニックの混雑状況によっては長時間待たされたり、当日の診察が不可能になることもあります。そして、予約は取ることができず、First In, First Out(ファーストインファーストアウト)のシステムです。直訳すると、先入れ先出しですがクリニックの場合は早く来た(到着した)患者さんから順次診察しますということです。
今回初日、夕方の時間帯でクリニックが閉まる2時間前に行ったのですが、”本日終了” の紙がドアにすでに貼られてました… 仕方なく別のクリニックへ行ってみたのですが、受診することができずこの日は諦めました。
結局日を改めて、土曜日の朝早くを目掛けて行って開院が9時のクリニックに9時半で入ったのですが、既に10人以上の患者さんが待っているそうで、結果3時間待たされて受診することができました!(長すぎ〜💦)
こんなことから言えるように、自分のファミリードクターを持っていれば時間を調整して予約が取れるので、見つけた方が断然いいです!!(私がいうと説得力に欠けると思いますが…)
Walk-in clinic (ウォークインクリニック) 診察の流れ
1. 受付にて
まず中に入ると、受付のお姉さんが出迎えてくれます。ここで、このクリニックに来たことがあるか?アルバータ州の保険は持っているか?住所、連絡先、今日の症状は?大まかに説明するように聞かれます。
もちろん、何度もウォークインクリニックに訪れているのでどんな質問が来るかは覚悟はできていたのですが、今回は恥ずかしい場所なのと、待合室で待っている他の患者さんもいたので、小声で遠回しに症状を伝えてみました…
I have something on my butt…
(お尻に何かできたみたい…)
on your back?
(背中?)
No.. it’s on my… anus…
(いや違くて…お尻の穴に…)
Huh?
(なになに?)
I’m not sure but I think I might have hemorrhoids…
(わからないけど、痔になったかもしれない…)
※「痔」は英語で、hemorrhoids と言います。「I got hemorrhoids.」でもOK!
結局、遠回しに伝えてもなかなか伝わらなかったので最終的に「痔になったみたい。」と伝えると、そそくさパソコンに記録してくれました 笑(最初からダイレクトに伝えてればよかったんですけど…周りに患者さんが多く、恥ずかしくて躊躇してしまいした)
後々、思い返したら「I have concern about… 」って言ったほうが良かったのかも?、いや、「concern」 と言ったところで、もっと詳細を聞かれてたかも?なぁ… なんて考えたりもしましたが、この受付での手続きが終われば、次は診察室で先生やアシスタントとマンツーマンで話せるので気が楽です 笑
2. 個別の部屋へ案内される
アルバータ州の医療システムだけなのか、カナダ全体なのかはわかりませんが、受付で症状を伝えた後長い待ち時間(混雑状況による)があり、個別部屋に案内されます。
その後、ほとんどのクリニックではドクターのアシスタントが登場し、再び今日はどんな症状で来たのか?聞かれ、パソコンに情報を入力しています。
その問診が終わった後、さらに部屋の中でも待たされます。やっとドクターが登場したと思ったら、さらに詳しい症状を聞かれます。(ここで何度も聞かれるんだったら、受付で恥ずかしいことを話さなくてもいいのでは?とは思うのですが…苦笑)
3. やっとドクターの診察
長ーい待ち時間の後、やっとドクターに対面。
お尻のデキモノが出来た経緯を話し、初めの腫れ具合の写真を撮っておいたのでドクターに見せると、
「これは、間違いなく 痔 です」と言われました!
この結果が出るとは思っていたけど、他の病気かもしれないと不安もあったので症状がハッキリしたおかげで少し安心感に変わりました。そして、出血も痛みもない私の痔はラッキーとのこと♪
しかし痔になった以上、生活習慣を改善したり、酷くならないように対処法を試したりする必要があるそうです。これは、どの痔主さんにも言えるのだそう。
またデキモノが出てきたら優しく押し込んであげましょう!と。
今回のクリニックのドクターは、写真をまず見せた私の恥ずかしさを理解してくれているようなとにかく丁寧&優しいドクターで、目視でちゃんと診察して欲しいか?または、このまま薬の処方箋を出すか?優しく聞いてくれました。
私が躊躇していると、🧑⚕️「I’m a doctor. No worries〜!」などと言って笑かしてもくれました!(少し緊張感がほぐれました)
そんな雰囲気だったので、結局目視で診察してもらいました。私のデキモノは、当初より小さくなっていたもののちょこんと顔を出していたので、ドクターに押し込んでもらったらなんだかスッキリな感覚が味わえました〜✨
再びデキモノが出てきたら、今度は自分でやるのかぁ… これもトレーニングの一つということですね!
最後に処方箋を渡され、このお薬で2週間治療してみてね!と言われ、診察終了〜!
処方された注入軟膏
ついでにカナダで処方された薬も載せておきます。私が処方されたお薬は、こちらの注入軟膏でした!
開けてびっくり、アタッチメントはたったの一つだけ?!?! 笑 え?使い回し?? 苦笑
軟膏チューブのキャップは取り外して、この付属品を代わりにつけて、お尻の穴に差し込み適量を押して軟膏を注ぎます。(右の穴が開いている方、左はそれに使うキャップ)
キャップが付いているので、使った後カバーをすることができますが… やはり衛生的にどうなんでしょうか。。。ということで、
これを使うことは説明されませんでしたが、どうしても衛生面が気になるので、家にあった使い切りサイズの拭き取りアルコールでお尻に入れる部分のアタッチメントを消毒をして蓋をすることにしました!軟膏を使い終わったら、こんなふうにして常に綺麗に保てるので安心かなと。。。😮💨 (海外でこのような薬に出会った方の対処法におすすめです!!)
痔の大先輩Joeが以前処方された座薬が家にあったので、そちらも紹介します。
最初に処方されていた薬はこちらの座薬です。
このお薬は、使い切ってしまったのでどのタイプかお見せできないのですが、座薬のカプセルタイプのものを肛門の中に挿入するだけです。このほうが簡単そうですね。。。
Joeが時々購入する市販の座薬は、こちら。
そうそう、このタイプが一番有名ですよね!
痔の薬でもいろいろあるんですね!やはり、私と同じように分からない場合は病院へ行く方がいいような気がします。
痔の治療 = 手術が必要と思い込んでいた
日本では3人に1人の割合でかかっていると言われている「痔」、そして私と同じように下痢がきっかけで起こり得るとても身近な症状だそうです。そんな悩みを抱きながらも ”手術が怖い” ”恥ずかしい” などの理由から病院へ行くのを先延ばしにしている方が多いそうで、私もその1人となる寸前でした。
しかし、ドクターの話によると「痔の症状や自身の生活パターンにもよるが、初期の段階で治療したり、生活習慣の改善により切らずに治せる」と言っていました。
カナダでは、基本的な痔の治療は「薬物療法」と「生活療法」といったセルフケアで対処していくことが中心的な治療らしく、それでも改善が見込めなかったとき最終手段として ”手術で痔を切る” という段階になるそうです。
また、出血したから”痔だと思ったら別の肛門や大腸の病気だったこともあるそう” なので、先延ばしにせずおかしいと思ったら、早めの受診が安心や治療の鍵になると実感しました。
自身の生活パターンの見直し
私の生活習慣として、何が良くなかったのか痔になってしまった可能性を考えてみました!
ざっとお尻に良くないことと言ったら、この4つがまず浮かびました。コロナ禍が悪いと責任転換しているのではなく、私の生活スタイルがこんなふうに変わっていっていたのでまずは生活習慣の改善をしていきたいと思います。笑
単純な私ですが、リモートワークで気になっていた座りっぱなし状況から対策をすることにしました!
座りすぎると腰が痛くなるのはももちろん、足もお尻も痛くなりますよね。。。座りすぎの運動不足も解消されるかも?と期待を込めて、思い切ってこちらのスタンディングデスクを購入してみました!
在宅ワークをする人が増えて、このような商品が世に出回っているのは前々から気にはなっていたんです。私の痔生活スタートを機にこの机と一緒に在宅ワークしたいと思います。
家の中では大丈夫だと思うけど、立ち過ぎの場合も逆に「痔」になるそうなので、程々にね!
まとめ
今回は、海外カナダで「痔」を経験したのでそれについて紹介してみました。
やはり痔はちょっと言いづらい話ですよね。でも酷くならないうちに早期の対処で治療の仕方が変わってくるとドクターに聞けたので、病院を受診してよかったと思います。もちろん、恥ずかしい気持ちはとてもありました。
インターネットで調べていてわかったのですが、日本にも海外にも意外にも痔で悩んでいる方がいるのが分かりました。
私と同じようにお尻のトラブルで悩んでいる方の参考に少しでもなれれば、嬉しいです♪
痔の予防対策&生活改善、がんばりましょう〜!